ここ最近ニュース記事を読んでいると目に飛び込んでくるのは、国葬批判、政治と宗教問題、オリンピックでの不正、円安による経済不安、急激なインフレによる物価上昇、コロナウイルス・・・といったニュースばかりである。
そんな中、私の尊敬する偉大な経営者の死も伝えられていた。
京セラ創業者の稲盛和夫氏である。
稲盛氏の幾つもの著を読ませていただき、人生の道しるべとさせていただいていただけに大きな衝撃を受けた。
亡くなっても、これからも私の心の中で生き続けていくことであろう。
ご冥福をお祈りしたい。
私の人生に影響を与えた稲盛氏の名言を紹介する。
稲盛和夫氏名言①
「いまの若い人たちの中に、自分が望んでいる道を選ぶことができなかった人がいたとしても、いまある目の前の仕事に脇目も振らず、全身全霊を懸けることによって、必ずや新しい世界が展開していくことを理解してほしいですね。
ですから、不平不満を漏らさず、いま自分がやらなければならない仕事に一所懸命打ち込んでいただきたい。それが人生を輝かしいものにしていく唯一の方法と言っても過言ではありません」稲盛和夫
スマートフォンの普及といった情報化社会の加速により様々な情報が入ってくる今日この頃。
他人の働いている会社、他人の通っている学校、他人の家庭などなど様々な情報がすぐに入ってくる。
他の環境を羨み、自らの環境を卑下する。
不平不満を漏らす。
他人への過度な批判。
便利な世の中になっている一方で、本当に人々は幸せな方向に向かっているのだろうか。
我々はもう一度原点に返り、稲盛氏の言葉の本質を考えていく必要があるだろう。

稲森和夫氏名言②
「やっぱり人生で一番大事なものというのは、1つは、どんな環境にあろうとも真面目に一所懸命生きること。それともう1つは、人間は常に〝自分がよくなりたい〟という思いを本能として持っていますけれども、やはり利他の心、皆を幸せにしてあげたいということを強く自分に意識して、それを心の中に描いて生きていくことです」
稲盛和夫
自分だけが、自分の家族だけが、自分の会社だけが・・・
自己中心的で我儘な人を見かけることが増えてきた。
本当に幸せなこととは何なのか。
金儲けか、他人への誹謗中傷か、・・・
一度きりの人生を本当により良いものにしていくために
「幸せ」とは何か。
常に考え追いかけていくことが今の日本人には大切であると私は考えている。
先人達の教訓を現在に取り入れて行動していくことが幸せへの近道である。