みなさんは「有言実行」という言葉を知っていますか?「有言実行」とは“言ったことは必ず実行すること“です。
「有言実行」と比較される言葉に「不言実行」という言葉があります。「不言実行」とは”言葉に表さず、黙って実行すること“です。
皆さんは「有言実行」と「不言実行」どちらが理想的ですか?「有言実行」と「不言実行」の違いは、実行する前に宣言したかどうかだけです。
例えば、「今回の数学のテストはめちゃくちゃ勉強頑張る!と宣言して高得点とった人」と、「勉強してることなんて全く口にしてなかったのに、実は勉強を頑張っていて高得点をとった人」どちらが理想的かといえば、一見は「能ある鷹は爪を隠す」ように「不言実行」した人の方が格好よく理想的に見えます。
実は、どちらも努力して高得点をとっているという点で、結果は一緒なので、特に大きな差は無くどちらも理想的です。
スポーツの世界で考えてみます。「絶対にホームラン打つ!と宣言してホームランを打った場合」と、「何も言わずにホームランを打った場合」どちらが理想的かといえば、「有言実行」した人の方が一見格好よく感じますが結果は変わらないので、このケースも特に大きな差はなくどちらも理想的です。
テストで高得点をとったり、ホームランを打ったりとどちらも結局理想的でしたが、「有言実行」と「不言実行」の大きな違いは何だと思いますか?
答えは「成功確率」です。
「不言実行」より「有言実行」の方が成功する確率が高くなります。それはなぜかというと「プレッシャー」が全く違うからです。
周囲に宣言することで、まわりと自分の両方からプレッシャーをかけ、自分自身を奮い立たせるとともに、自らを追い込んでいくことによって、目標の達成、つまり成功確率がより高くなるのです。
自分の目標をみんなの前で明らかにすることにより、その言葉で自らを励ますとともに、実行のエネルギーとすることが目標達成への近道です。

言葉を吐くの「吐く」は、プラス(+)の言葉もマイナス(-)の言葉も口にすることから「吐く」と書きますが、弱音を吐かずに「目標を達成する!」というプラス(+)の事を言い続ければ、「吐く」からマイナス(-)が取り除かれてその目標はきっと「叶う」と言われています。
みんなの前で目標を明らかにし、その言葉で自らを励ますとともに、それを実行のエネルギーとして目標の達成、成功を掴んでください。
これからたくさんの「有言実行」がなされていくことを期待しています。