集会での語り

集会での語り「学校に校則・ルールはなぜ必要なのか」

学校には様々な校則やルールがあります。

ボタンを全部閉める、スカートは折り曲げない、靴下の色は白色、髪を染めてはいけない、ツーブロックの髪型はしてはいけない、決められた時間までに登校する、チャイムまでに席に着く、スマートフォンは使用禁止、ジュースやお菓子の持ち込み禁止、自転車通学禁止、授業中の私語禁止、授業中の居眠り禁止、置き勉禁止・・・と言い出したらきりがないくらいたくさんのルールがありますね。

ところで皆さんは、なぜ校則があると思いますか。

なぜ制服などの服装や髪型のルールが細かく決まっているのでしょうか。

なぜ持ってきてはいけない物があるのでしょうか。

中には「なんで守らなあかんねん」「このルール何の意味があんねん」とルールを鬱陶しく感じる人もいるでしょう。先生たちに注意されたときにムッとしてしまう人もいるでしょう。

なぜ校則やルールがあるのか、それは学校がどんな場所であるのかを考えることで見えてきます。

学校では毎日授業を受けているように、多くの時間を勉強に費やしています。皆さん誰しも学力を少しでも上げたいと思っているでしょう。学力の高い生徒、良い成績の生徒は皆から尊敬の眼差しで見られているかもしれません。

また生徒会役員や学級委員長などで皆の中心として活躍している人、部活動で良い結果を出し活躍している人も輝いて見えます。

これらの人達はとても長い日々の努力が実り、皆から尊敬されたり輝いて見えたりされるようになっているのです。決して1日や2日の努力で簡単になれることではありません。

しかし、中には髪を染めたり人と違う服装をしたりして目立とうとする人がいます。髪を染めるのは1時間もかからずに出来るでしょう。服装違反も同じくです。しようと思えば誰でもすぐに出来ます。

これらの行為で目立つ事は本当にかっこよくて人に認めて貰えるのでしょうか。

誰でもしようと思えばすぐに出来るので、何もすごくないし、かっこよくもないですね。

学校とは勉強や部活動、生徒会活動などの学力や体力や心を日々の努力で成長させていく場所です。

校則の中では一見、誰がどのように目立っているかは分かりません。しかし実際には日々の努力次第で大きな差が出ています。

勉強が得意な人、走るのが速い人、投げるのが得意な人、人をまとめるのが上手な人・・・

皆さんは校則違反をして人より目立つことを目指すのではなく、大きな成長で輝ける人を目指していきましょう。