受験

高校入試・自己申告書の書き方特集!例文も【大阪府版】

ボーダーゾーンとは

総合点での順位が募集人員の90%~110%の受験生はボーダーゾーンと呼ばれる群に入る。例えば、募集人員が400人の場合、総合点で361位~440位までの80人がボーダーゾーンに入ることになる。

ボーダーゾーンに入った生徒の合否判定方法

ボーダーゾーンの中から、自己申告書及び調査書中の活動/行動の記録を資料として、
高等学校のアドミッションポリシー(求める生徒像)に極めて合致する者を優先的に合格とする。

大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項

ボーダーゾーンに入った場合は、高校側が自己申告書を読んで、各学校が定めるアドミッションポリシーに照らし合わせ極めて合致する受験生から合格となる。アドミッションポリシーとはその学校が求める生徒の理想像のことである。

つまり、学校が欲しい人材であれば、総合点で負けていたとしても合格できる可能性が出てくる。逆に、総合点で勝っているのに逆転されて不合格になる可能性もある。

生徒会や学校行事に率先的に取り組んできたり、部活動で良い成績を残していたり、その他諸々が評価の対象となる。

また、自己申告書に書く文章の内容や表現も非常に重要となる。

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大阪府公立高等学校入学者選抜自己申告書のテーマ

あなたは、中学校等の生活(あるいはこれまでの人生)でどんな経験をし、何を学びましたか。また、それを高等学校でどのように生かしたいと思いますか。

文書作成の仕方

  • 1行あたりの文字数は約35文字
  • 主語の書き方は「私」
  • 書く量は9割以上
  • 書き出しは1マス空ける
  • 文末は「~です。」「~ます。」等の敬体
  • 使用してよい筆記具はB程度の濃い鉛筆またはボールペン
  • 「よかった」「頑張った」を多用し同じ語句ばかりにならないようにする。
  • 「なので」は使用しない。
  • 会話文は改行しない。
  • アルファベットは使用可。
  • 読みやすいよう読点(、)をつける。
  • 言葉の使い方に注意する。例:食べてる⇒食べている 食べれる⇒食べられる
  • 一文の目安は20~30字程度とし、長くなりすぎない。
  • 出来る限り漢字で書く。
  • 字は丁寧に書き、適度な大きさで書く。
  • 用紙の両端に余計なスペースを作らない。
  • 志望校のことは「貴校」「貴学」と書く。
  • 話題は3項目程度にする。(勉強・部活動・将来の夢など)
  • 偉そうな文章になっていないか気を付ける。

書く内容

  • 志願理由(学校の雰囲気・部活動・進学就職実績・専門分野の授業・資格・行事・施設設備・通学距離・将来の夢・・・)
  • 自己アピール(得意教科・部活動での実績・趣味・特技・資格・生徒会委員会係活動・体育大会文化祭等の行事での活躍・ボランティア活動・表彰経験・性格・家事・・・)

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自己申告書エピソード例文

学級対抗の〇〇という競技で、練習を始めた当初は意見の食い違いからもめてしまい上手く出来ませんでしたが、話し合いを繰り返しながら練習を重ね、最後は学級でまとまり優勝することが出来ました。その経験を通して、団結して一生懸命取り組むことの大切さを学びました。

私はあまり運動が得意ではなく、体育も苦手です。しかし、自分の出来ることは頑張らなくてはと考えており、体育大会は一生懸命に取り組みました。その結果、とても感動する経験が出来ました。このようなことから、私は苦手なことにも積極的に挑戦する強い心を持つことが出来ました。 

私は〇〇部で3年間頑張ることが出来ました。チームワークが大切な競技だったので、意見がぶつかることもありましたが、何度もみんなで協力して、いくつも勝利を収めることができました。その経験を通して、みんなで協力することの重要性と一致団結した集団の力の凄さを知ることが出来ました。

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私は〇〇部に入部し、どんな時も休むことなく頑張ることが出来ました。途中でしんどくて辞めたくなることもありましたが、その中で辛いことにもくじけず、一生懸命に頑張り続けることが出来ました。

私は〇〇委員会に入っていました。委員会の仕事は毎日の△△や□□の作成など大変なことも多く悩んだこともありましたが、なんとかやり遂げることが出来ました。委員会の仕事を通して、責任を持って物事に取り組む大切さや楽しさを学ぶことが出来ました。

私は〇〇委員会に入っていました。△△や□□の仕事など一人で出来ないことも多くありました。そのときは他の委員会のメンバーと相談したり手伝ってもらったりしながら乗り越えることが出来ました。この経験から、人と協力することの大切さ、コミュニケーションをとることの大切さを学びました。

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私は職業体験で、〇〇会社で△△の体験をさせていただきました。最初は簡単な仕事だと思いましたが、やってみると本当に大変で、なかなか仕事がうまくいきませんでした。ただ、職場の方々に色々なことを教えていただきながら、少しずつ仕事がうまくいくようになりました。この経験を通じて、仕事をすることの大変さや楽しさを学び、将来、□□関係の仕事に就きたいという夢を持つことが出来ました。

私は中学校に入学した頃はあまり勉強をしていませんでした。しかし、学年が上がるにつれて毎日短時間でも勉強するようになりました。苦手な勉強から逃げずに続けていくことで、少しずつ成績も上がっていきました。このように私はコツコツと努力をすることが出来ます。

私は中学校生活でほとんど友人とトラブルを起こすことがありませんでした。どんなときも相手の意見を聞き、お互いが嫌な気持ちにならないような方法を考えてきました。このようなことから、私は協調性があると考えています。

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私は中学校生活で遅刻や欠席をしたことがありません。また、服装の不備や校則違反などで注意されたこともありません。このように私はルールを守り、規則正しい生活を送ることが出来ます。

私は自らすすんで休んでいる人の机を整理したり、係ではない仕事も頼まれたら率先して手伝うようにしています。ある日、担任の先生からお礼を言われて、みんなの前で褒められたことがありました。このことがとても嬉しく心に残っており、人のために動くことの大切さや心地よさを感じることが出来ました。

まとめ

自己申告書は合否を決めるうえで重要な参考資料である。自分の中学校生活を振り返り、将来について考え、納得のいく自己申告書を書き上げましょう。

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