教師

教師のマトリクス!あなたはどのタイプの先生?教務型?生徒指導型?

教師の主な仕事2つ

教師には校務分掌といって教務部と生徒指導部の仕事があります。2つの校務分掌の仕事をみていきたいと思います。

教務部の仕事

  • 教育課程(カリキュラム)の検討
  • 時間割、年間スケジュールの作成
  • 授業時数の計算や授業時数の調整
  • 体育館や音楽室、理科室などの特別教室の使用割り当て作成と調整
  • 進路指導、書類作成
  • 学校評価の作成
  • ICT教育の推進
  • 教育実習の受け入れ企画
  • 学校要覧や名簿など学校で保管する個人情報の作成
  • 教材備品の選定
  • 使用教科書の調査や諸手続き
  • 入学者、転入学者の手続き事務
  • 授業公開の企画・運営
  • 校内研修の研修の調整・推進
  • 人権同和教育に関する計画
  • 情報教育に関する計画
  • PTA活動に関する業務、PTAとの連絡・調整
  • ホームページや学校だよりなどの学校広報活動の企画・運営
  • 学校の活動の記録写真整理

生徒指導部の仕事

  • 問題行動(いじめ、不登校、暴力行為など)の対応
  • 保護者対応
  • 生徒の情報共有
  • 長期休業の指導と支援
  • 登下校指導や制服指導
  • 校内巡回による環境確認
  • 交通安全指導や薬物指導の資料作成や講演会の企画、運営
  • 避難訓練等の指導・企画
  • 生徒指導研修の企画、運営
  • ケース会議の企画や運営
  • 警察、役所、子ども相談センター、裁判所等の関係諸機関との連携

教師のマトリクス

この2つの校務分掌から教師のタイプが分けられることが多いです。下図のような分類です。

教師マトリクス

教務型

職員室で行う事務作業を得意としている先生です。学校には膨大な量の事務作業があり、高いレベルのPCスキルが求められます。教務型の先生は、各学校で必要とされる人材であり、生徒や保護者には、その活躍が見えにくいですが、縁の下の力持ちとして学校を支えていく重要な存在と言えるでしょう。

生指型

生徒の指導全般を得意としている先生です。怖くて厳しい先生を想像しがちですが、最近では悩みや自傷行為などの生徒の心のケアも大切な仕事の1つとなってきています。常に生徒に目を配り、生徒の様子を細かく情報共有して対応していきます。日々予期せぬ指導がやってきますが、臨機応変に生徒や保護者に対応していく能力が求められ、学校にとってとても重要な存在です。

汎用型

教務型でもあり生指型でもある、汎用的な先生です。いわゆる、何でも出来てしまう先生のことです。こういった先生は少なく、将来管理職として学校を引っ張っていく存在になったり、教育委員会で自治体の教育活動を支える存在となっていくでしょう。

不適型

今の時点では、学校の先生としての重要な仕事のほとんどが苦手なようです。これから経験を重ねてスキルアップしていきましょう。

または転職サイトに登録して、自分に合う仕事探しや自分のスキルを求めてくれる会社を知るのも1つかもしれません。

まとめ

教師として授業はできて当たり前です。授業に常に全力を注ぎながら、プラスアルファで校務分掌の仕事もしっかりとできるようになっていきましょう。教務型や生指型のような専門性を高めていくのも良し、汎用型のように全ての仕事を出来るようになるのも良し、自分の目指す教師像に1歩でも近づけるよう日々精進していきましょう。