小中学校教員になるのは今がチャンス！？倍率は下がってきている！？

公立中学校教員採用選考試験結果推移

小学校（左）中学校（右）倍率推移

年度	受験者数	採用者数	競争率	受験者数	採用者数	競争率
昭和54	73,090	22,975	3.2	104,833	7,353	14.3
55	74,822	22,710	3.3	93,765	11,679	8.0
56	70,821	21,584	3.3	86,915	12,922	6.7
57	71,940	19,276	3.7	88,887	16,134	5.5
58	68,241	15,216	4.5	80,621	12,412	6.5
59	65,260	12,824	5.1	74,148	12,757	5.8
60	59,394	11,386	5.2	69,223	13,485	5.1
61	54,885	11,543	4.8	65,728	12,998	5.1
62	50,218	10,784	4.7	60,300	10,943	5.5
63	49,536	10,510	4.7	57,097	7,673	7.4
平成元	48,432	13,938	3.5	49,754	9,130	5.4
2	44,160	14,039	3.1	45,597	9,509	4.8
3	39,978	14,131	2.8	41,496	9,869	4.2
4	34,739	10,987	3.2	39,005	7,839	5.0
5	34,735	9,413	3.7	39,279	6,499	6.0
6	37,392	7,784	4.8	42,376	5,294	8.0
7	41,542	6,742	6.2	47,486	5,414	8.8
8	44,546	5,772	7.7	50,920	5,759	8.8
9	45,241	5,392	8.4	53,052	5,676	9.3
10	45,872	4,542	10.1	52,583	4,275	12.3
11	46,158	3,844	12.0	49,542	3,110	15.9
12	46,156	3,683	12.5	47,846	2,673	17.9
13	46,770	5,017	9.3	44,772	2,790	16.0
14	49,437	7,787	6.3	46,574	3,871	12.0
15	50,139	9,431	5.3	50,057	4,226	11.8
16	50,446	10,483	4.8	53,871	4,572	11.8
17	51,973	11,522	4.5	59,845	5,100	11.7
18	51,763	12,430	4.2	59,879	5,118	11.7
19	53,398	11,588	4.6	60,527	6,170	9.8
20	53,061	12,372	4.3	58,647	6,470	9.1
21	51,804	12,437	4.2	56,568	6,717	8.4
22	54,418	12,284	4.4	59,060	6,807	8.7
23	57,817	12,883	4.5	63,125	8,068	7.8
24	59,230	13,598	4.4	62,793	8,156	7.7
25	58,703	13,626	4.3	62,998	8,383	7.5
26	57,178	13,783	4.1	62,006	8,358	7.4
27	55,834	14,355	3.9	60,320	8,411	7.2
28	53,606	14,699	3.6	59,076	8,277	7.1
29	52,161	15,019	3.5	57,564	7,751	7.4
30	51,197	15,935	3.2	54,266	7,988	6.8
令和元	47,661	17,029	2.8	49,190	8,650	5.7
2	44,710	16,693	2.7	45,763	9,132	5.0

分析

• 中長期的なトレンドでは、採用者数が平成12年度以降ほぼ一貫して増加しており、近
  年の採用倍率低下は、大量退職等に伴う採用者数の増加の寄与するところが大きい。
• 例えば、小学校において採用倍率が過去最高の12.5倍であった平成12年度においては採用者数が3,683人であるのに対し、令和２年度においては採用者数が16,693人と５倍近くに増えた結果として、採用倍率が2.7倍まで低下している。
• 小学校について、直近の令和２年度と令和元年度を比較すると、退職者数が平成28年度末をピークに減少していること等により採用者数は減少に転じたが、近年の大量採用により既卒者の受験者数が減少したこと等をうけて受験者数が減少したため、採用倍率は引き続き低下している。
• 小学校における受験者数の減少傾向は、近年の民間企業等の採用状況が好転していることや新規学卒者の採用者数の増加等により、教員採用選考試験に不合格となった後、講師を続けながら教員採用選考試験に再チャレンジする層が減ってきていることが主な理由であると考えられる。

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