生徒指導主事の役割(学校教育法)
「生徒指導主事は,校長の監督を受け,生徒指導に関する事項をつかさどり,当該事項
について連絡調整及び指導,助言に当たる。」 (学校教育法施行規則第70条第4項)
生徒指導指導主事の仕事内容
- 生徒指導部の中心として、組織的・計画的に部を運営
- 校内における生徒指導情報共有研修の企画・運営
- 生徒集会の集合・指揮
- 長期休業の指導や支援
- 登下校指導や制服指導、頭髪指導
- 校内・校外巡視
- 問題行動への対応、不登校対策
- 交通安全指導や薬物指導の企画、運営
- 教員生徒指導力向上研修の企画、運営
- ケース会議の企画、運営
- 校外研修への参加、報告
- 生徒指導現状報告(いじめ、問題行動、不登校など)
- 保護者、地域からのクレーム対応
- 警察との相談、連携
- 深夜補導指導や行事補導指導
- 児童相談所や福祉課との相談、連携
生徒指導主事に特に必要な3つの力
問題行動への生徒指導力は必須
やはり1番必要なのは問題行動を起こしてしまった生徒への指導力です。
各学校には、必ずと言っていいほどやんちゃな生徒が複数います。そのような生徒になめられてしまい生徒指導が出来ない状態になってはいけません。
生徒指導主事は学校の先生の中の最終の砦であり、生徒に乗り越えられていてはダメなのです。
学級担任や教科担当が生徒指導に困っていた時にでも、必ず助けられる指導力を持っておきましょう。
また、他校の生徒や卒業生が喧嘩を売りに来たり、冷やかし等に来た時にも先頭を切って対処できる指導力も求められます。
生徒が警察沙汰になった時には、警察との協力、少年犯罪、少年審判の知識も必要でしょう。
モンスターペアレント等の保護者対応力も求められる能力の1つです。

不登校や虐待、自傷行為への対応力
近年は不登校生徒や、虐待を受けている生徒、自傷行為に走ってしまう生徒が増えています。
そのような問題に対しても的確に指示し、関係諸機関とも連携して対応していく力が必要でしょう。
日頃から生徒をよく観察し、問題の早期発見に努め、いつでも対処できるよう引き出しを多く持っておきましょう。

全校生徒・保護者・地域への発信力
全校集会・全校放送等で、様々な情報を発信してください。
学校全体を見て最近感じていること。
出来ていないこと。(挨拶、マナー、校則違反等)
学校生活において気を付けること。
学校をより良くするためのアドバイス。
・・・など
様々な情報を発信して学校全体をより良い方向に導いていきましょう。
また、入学式、行事等で保護者が集まる場面で積極的に生活面について(スマートフォンの使い方等)の話をして、保護者と学校で生徒指導における共通理解をより確かなものにできるよう努めましょう。

最後に
生徒指導主事の仕事をいくつかピックアップして紹介しましたが、実際には生徒指導主事の仕事は山ほどあります。
その多くは生徒や保護者はもちろんのこと、他の教員にもなかなか理解してもらえません。苦労が多く、孤独で、弱音も吐けず、辛くなる時もあるかもしれません。
生徒指導主事の苦労は、やったことがある人にしか分からないのです。
周りにどう思われようと、自分の信念を貫いて、時には心を鬼にして、自分の思い描く学校を創っていって下さい。
学校を創っていくことが生徒指導主事の最高のやりがいです。