集会での語り

集会での語り「恥」

皆さんはこれまでの人生で何かに失敗して、恥をかいた経験はありますか?

例えば、大会で失敗をしてしまった、テストの点数が悪かった、授業中発表したら間違いだった、登校時にうっかり私靴を履いて行ってしまった、一生懸命走っていたらこけてしまった、前の黒板に解答を書いたのに間違えてたなど人それぞれ恥をかいた経験があると思います。

恥をかいたときにどのような気持ちになりますか?

「うわーっ、最悪や」「もう絶対こんなミスせーへん」「まあいっか」

恥をかいたときに、全く気にしない人もいれば、ネガティブな気持ちになって落ち込む人もいるしれません。

どちらにせよ大事なのはそこから同じ経験をすることがないように考えて行動することです。

恥をかくということは、自分の苦手なことや、失敗してしまうことに、おかげで気づくことができたということです。

だから、同じ失敗を繰り返さないように次はどうしたらよいのか考えることが大事です。

そのことについて考えて、学んで、行動に移して成長していくのです。

こうして、人は恥をかいて成長をするのです。人生にはその繰り返しが何度もあるほどいいのです。

しかし、人は恥をかくことをとても嫌います。

恥をかかないようにさまざまな行動を避けたり制限したりしてしまう人も多いと思います。

しかし、それは間違いです。

恥はどんどんかいてください。

恥を恐れず行動してください。

人の前で恥をかくことは、全く恥ずかしいことではありません。

成長するチャンスなのです。

恥をかくことを恐れて、恥をかかずに全く成長しないことこそが本当の意味での恥なのです。

学生時代に恥をかくことから逃げている人達は、たくさん恥をかいている人に比べ、自分を成長させるチャンスが圧倒的に少ないので、大きく損をしています。

歳を重ねてから苦労していくことになるかもしれません。

恥は今のうちにどんどんかいてください。

たくさんの恥をかくために、たくさんの行動をしてください

 

最後に、プロ野球で活躍された野村克也さんの言葉を紹介します。

恥をかき続けた27年間を終わってみて、「人間は、恥ずかしさという思いに比例して進歩するものだ」と、気がついた。それが「修行」。「恥ずかしい」と感じることから進歩は始まる。

引用元:野村克也

野村克也さんの大活躍の裏には、たくさんの恥があったのだと思います。

皆さんも今からたくさん失敗して恥をかいて、一歩一歩進歩し、大きく成長して下さい。