モペットって何!?
最近街中で、やたらと速い電動自転車を見かけませんか?
正体はペダル付電動自転車(モペット)です。原動機付きバイクと同じような性能を持ち、速度30km/h以上ものスピードが出ます。
道路交通法上では「原動機付自転車」に当たり、「駆動補助機付自転車(電動アシスト自転車)」とは全く違うものになります。
実は、ここ数年で爆発的に人気となっている電動自転車で、子どもから大人まで幅広い年齢層で乗られています。
しかし、実は自転車と同じルールで乗ってはいけません!
中学生や原付免許を所持していない人は、乗ってはいけません!
ナンバープレートを付けていないと乗ってはいけません!
モペットに乗ってもいい条件とは
「ペダル付電動自転車」を道路上において運転するためには・・・
- 原動機付自転車を運転することができる免許を受けていること
- 原動機付自転車の通行方法等によること
- 乗車用ヘルメットの着用義務があること
- 道路運送車両の保安基準を満たした制動装置(前後輪)、前照灯、制動灯、尾灯、番号灯、後写鏡、方向指示器、警音器等を備えていること
- 自賠責保険、又は共済保険の契約をしていること
- 区市町村税条例で定める標識(ナンバープレート)を車両後面に見やすいように表示すること
等が必要となります。
従いまして、これらの条件を満たさずに道路上で走行(使用)することはできません!

違反すると・・・
- 無免許運転などの道路交通法違反
- 道路運送車両法違反
等に問われることとなりますので、十分に注意してください。
また、電動モーターを作動させず、ペダルを用い、かつ、人の力だけで走行させる場合も「ペダル付電動自転車」の本来の使い方に当たることから、道路交通法上、原動機付自転車の「運転」に該当します。
交通違反が重なって免許停止、免許取り消し、免許取得が2年出来ない等の重大な罰則が与えられる場合もあるので、後悔する前にこの知識を知って正しい判断をするようにしましょう。
また、モペットで歩道を走ると、原付のようなスピードが出ますのでとても危険です。重大な事故を起こしてしまったケースもあります。
事故を起こしてから、後悔しても遅いです。
今、中学生・高校生にもモペットが大流行しています。
その大半が交通違反をしており、また安全に使用することが出来ていません。
学校等でモペットの使用についての注意事項、条件等の正しい知識を教えていきましょう!