ある方が、亡くなる直前の95歳の時に書いた詩です。聞いてください。
『95歳の詩』
もう一度人生をやり直せるなら・・・・
今度はもっと間違いをおかそう。
もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。
絶対にこんなに完璧な人間ではなく、もっと、もっと、愚かな人間になろう。
この世には、実際、それほど真剣に思い煩うことなど殆ど無いのだ。
もっと馬鹿になろう、もっと騒ごう、もっと不衛生に生きよう。
もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にももっともっとたくさん行こう。
もっとたくさんアイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。
もっと本当の厄介ごとを抱え込み、頭の中だけで想像する厄介ごとは出来る限り減らそう。
もう一度最初から人生をやり直せるなら、春はもっと早くから裸足になり、秋はもっと遅くまで裸足でいよう。
もっとたくさん冒険をし、もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、もっとたくさんの夕日を見て、もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。
もう一度人生をやり直せるなら・・・・
だが、見ての通り、私はもうやり直しがきかない。
私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか?
自分に規制をひき、他人の目を気にして、起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり、構えたり、落ち込んだり ・・・・
もっとリラックスしよう、もっとシンプルに生きよう、たまには馬鹿になったり、無鉄砲な事をして、人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう。
人生は完璧にはいかない、だからこそ、生きがいがある。
ピーター・F・ドラッカーPeter F. Drucker
この詩を書いたのは研究者であり大学教授であったピーター・F・ドラッカーです。会社経営において大きな功績を残した方です。「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という本で知ってるという人もいるかもしれません。
ピーター・F・ドラッカーPeter F. Drucker
1909年11月19日-2005年11月11日(95歳没)1909年、オーストリア・ウィーン生まれ。フランクフルト大学卒業後、経済記者、論説委員をつとめる。1933年ナチス・ドイツの不興を買うことを承知の論文を発表して、ロンドンへ移住。マーチャントバンクでアナリストをつとめた後、37年渡米。ニューヨーク大学教授などを経て、71年、ロサンゼルス近郊のクレアモント大学院大学教授に就任、以降この地で執筆と教育、コンサルティング活動を続けた。
引用元:Wikipedia
こんなに素晴らしい功績を残し人生をやりきった方でも、死ぬ間際に、後悔していたのです
人生は1度きりです。
どんな人生にしたいのか。
どんな生き方をしたいのか。
どんな人になりたいのか。
失敗をしてもいいのです。
真面目過ぎる必要はありません。
たまには馬鹿になっていいのです。
人の目を気にする必要もありません。
悩んだり、構えたり、落ち込んだりする必要もありません。
人生は1度しかないのだから、活気あふれ、楽しく、情熱的な毎日を送っていきましょう!
死ぬ間際に
『最高の人生だった!』
と心から言えるような人生にしていきましょう。