部活動

野球部指導者必見!高校野球名将の指導法・セオリー本

高校野球界の名将が自身の法則セオリーについて熱く語っている4冊を紹介する。
野球部指導者のみならず、生徒指導の先生、教育に携わる指導者、野球少年達、保護者・・・熱く生きていきたい人達全員に読んでほしい本ばかりである。
ランキング1位
日大三高を率いて夏の甲子園で優勝2回。選手との絆を育て、勝利へと導く小倉全由監督のチームづくりの心得を、スポーツジャーナリストの田尻賢誉が、「75」のセオリーとしてまとめた。選手とともに寮で過ごし、グラウンドで汗と涙を流すうちに、自然と本物の家族以上の関係になる。「小倉監督を男にするんだ」と選手に言わしめる、小倉流の育成術に迫る。
評価
タイトル 日大三高・小倉全由のセオリー 《心のつながりで勝つための法則75》
プロローグ ■プロローグ
セオリー1カッコよさを教える
■第1章選手をよく知る
セオリー2キャプテンには一生懸命で叱りやすい選手を選ぶ
セオリー3雨の日は風呂を沸かしておいて練習する
セオリー4中学生は一生懸命さと着こなしを見る
セオリー5選手同士の会話を聞き逃さない
セオリー6試合前日はケーキとテーマソングで決起集会
セオリー7選手といっしょに寮生活をする
セオリー8選手といっしょに風呂に入る
セオリー9定期的に休みを与える
■第2章技術を磨く練習法
セオリー10スローイングはベルトの高さに投げる
セオリー11ノックは「うまくしてやろう」と思って打つ
セオリー12真ん中のカーブで打撃練習をする
セオリー13楽しくバッティングをさせる
セオリー14バッティングは簡単に教える
セオリー15意識しなくてもできるまで振らせる
セオリー16不振の選手にはワンバウンドの球を打たせる
セオリー17楽しくなるまでトスバッティングをやる
セオリー18重いバット、長いバットでスイングする
■第3章選手を育てる
セオリー19失敗した選手にこそチャンスを与える
セオリー20ときには突き放す
セオリー21 1年生に上級生との差をわからせる
セオリー22いい人間をつくって勝つ
セオリー23冬合宿で限界に挑戦させる
セオリー24得意なことを認めて存在感をつくる
セオリー25練習の雰囲気を大事にする
セオリー26食事はおいしく楽しく食べる
セオリー27怒ったあとはフォローする
セオリー28突発的にイベントをつくる
セオリー29何度でも教える
セオリー30いいことがあれば全員の前でほめる
■第4章勝利の方程式
セオリー31相手の神経を逆なでしない
セオリー32継投は欲をかかない、エースを出し惜しみしない
セオリー33天の声に耳を傾ける
セオリー34勝負の一手を打つ
セオリー35初戦で大量点を取って勢いをつける
セオリー36選手のホームラン狙いを見落とさない
セオリー37 10対0で勝つことを目指す
セオリー38練習試合では先攻、後攻どちらも取る
セオリー39相手監督を研究する
セオリー40練習試合では多くの選手を使う
セオリー41試合前ノックは普段通りにやる
セオリー42夏の大会前に1日完全休養する
セオリー43足が遅くても打てる選手を一番に置く
セオリー44好投手相手には打席でスライダーが見える位置に立つ
セオリー45相手ピッチャーを見てタイミングを取るポイントを教える
セオリー46甲子園滞在中も普段と同じ数のスイングをする
セオリー47初球からスイングする
セオリー48エンドランを使う意味を考える
セオリー49無死一、二塁で勝負をかける
セオリー50試合前は打撃練習よりも休養優先
セオリー51劣勢のときこそ積極的に振る
セオリー52苦しいときこそノリノリの雰囲気をつくる
セオリー53全国の地方大会の流れを見る
■第5章リーダーの心がけ
セオリー54甲子園出場が決まるとスーツを買う
セオリー55一歩踏み出す勇気を持つ
セオリー56どんなことにも常に一生懸命、手を抜かずにやる
セオリー57野球ができなくてもくさらず、やるべきことをやる
セオリー58日本一明るい運転手になる
セオリー59父兄を〝小倉信者〟にする
セオリー60親から監督に電話はOK
セオリー61自分自身の体調を整える
セオリー62選手といっしょに走る
セオリー63甲子園練習で守備につく
セオリー64いいと思ったらすぐ変える
セオリー65理論武装しない
セオリー66強制的に起こして練習させる
セオリー67名前や先入観で対戦相手を判断しない
セオリー68どんなときも同じように怒る
セオリー69指導の原点を忘れない
セオリー70選手と同じ気持ちになって戦う
セオリー71怒っても逃げ場をつくってやる
セオリー72ミスは大小関係なく平等に怒る
セオリー73選手にお願いし、約束する
セオリー74日本一幸せな環境で野球ができていることに感謝する
エピローグ
セオリー75心のつながりで戦う
小倉全由甲子園監督成績
小倉全由略歴
一言 生徒との心の繋がり方について、名将・小倉監督が語る学ぶべきところが多い一冊である。野球指導者に関わらず、教育に携わる方には必見!

詳細ページ小倉全由wiki

ランキング2位
智弁学園、智弁和歌山で指導歴48年。
甲子園通算68勝を挙げた闘将の選手育成からチームづくりまでを88カ条にまとめ紹介。
指導者だけでなく、高校野球ファン、選手、保護者の皆さんへおススメの一冊である。
評価
タイトル 智弁和歌山・高嶋仁のセオリー 《甲子園最多勝監督の勝つための法則88》
プロローグ ■高嶋仁のセオリー1 選手との距離感を大事にする
【第1章 チームをつくる】
セオリー2 守りのチームをつくる
セオリー3 部員は少人数制
セオリー4 1人3ポジション制
セオリー5 キャプテンは人間性と成績で選ぶ
セオリー6 悔しさは試合で味わわせる
セオリー7 テレビ中継を利用する
セオリー8 中学生は走り方を見る
セオリー9 キャッチボールを最重視する
セオリー10 捨てるものは捨てる
セオリー11 応援の力を理解する
セオリー12 親が練習や練習試合を観に来るのは禁止
セオリー13 甲子園は天国。行動は自由にさせる
セオリー14 誰で勝負するのかを明確にする
セオリー15 準備と確認のクセをつける
【第2章 準備と工夫】
セオリー16 内野ノックは5種類を打ち分ける
セオリー17 外野ノックはニューボールで伸びる打球を打つ
セオリー18 試合前のノックは2種類を使い分ける
セオリー19 雨でも守備練習をする
セオリー20 全国ナンバーワン投手を想定した打撃練習をする
セオリー21 左右、内外、緩急に対応できる打撃練習をする
セオリー22 一死一、三塁を想定して打撃練習をする
セオリー23 打撃練習はいい感じで終わる
セオリー24 たとえ練習試合でも試合前に打撃練習をする
セオリー25 試合に勝った後も練習する
セオリー26 練習試合で死球を食らったら怒る
セオリー27 ライバルには正面からぶつかっていく
セオリー28 練習では決勝を想定してプレッシャーをかける
セオリー29 大会前は追い込む、調整しない
セオリー30 どのグラウンドでも自校グラウンドと同じような環境を整える
セオリー31 日陰をつくる
セオリー32 甲子園では打撃練習をさせない
セオリー33 投球練習は7球だけしかしない
【第3章 選手を育てる】
セオリー34 低い目標は上方修正させる
セオリー35 野球はまぐれの連続。まぐれが出たら勝ち
セオリー36 結果ではなく、やるべきことをやっているかで評価する
セオリー37 期待している選手にはあえて悔しさを味わわせる
セオリー38 ケガでもできるならやらせる
セオリー39 いかに選手の力みをとるかを考える
セオリー40 打撃練習でホームランのノルマ数を設定する
セオリー41 無死一塁で「打て」のサインが出たときの練習をする
セオリー42 素振りは毎日最低740スイング
セオリー43 選手が奮い立つような言葉をかける
セオリー44 エラーは打って取り返す
【第4章 戦術戦略】
セオリー45 勝っても先攻、負けても先攻
セオリー46 守りのチームだからこそ先攻を取る
セオリー47 バッティングに自信があればあるほど送りバントをする
セオリー48 バントは1球で決める
セオリー49 強気だからこそ、バントを使う
セオリー50 スクイズするときは投手にひと声かける
セオリー51 二番手も三番手も総動員。エースに頼らない投手起用をする
セオリー52 結果が出ていない投手でも大胆に起用する
セオリー53 初球から思い切り振る勇気を持たせる
セオリー54 3年生は必ず試合に出す
セオリー55 監督は余計なことをしない
セオリー56 約束を破ったら即交代する
セオリー57 サードのバント処理時の一塁送球はしっかりと縦に切って投げさせる
セオリー58 「待て」のサインを効果的に使う
セオリー59 好投手相手に三振はOK
セオリー60 優勝するには、実力、運、勢い
セオリー61 サインは簡単にする
セオリー62 打てる投手と思えば初回から強攻策
セオリー63 伝令はあまり使わない
セオリー64 満塁では投手を代えない
セオリー65 六番に信頼できる打者を置く
セオリー66 守れる選手を打てるようにする
セオリー67 ピッチャーの打力アップを怠らない
セオリー68 打順はほとんど変更しない
【第5章 リーダーの姿勢】
セオリー69 選手を怒らないために仁王立ちする
セオリー70 雨でもベンチ前で仁王立ちする
セオリー71 自分が体験した感動を選手たちにも味わわせるためにやる
セオリー72 苦労を苦労とは思わない。プラスに考える
セオリー73 選手に想いを伝える
セオリー74 勝ちにこだわる
セオリー75 弱いときに助けてくれた恩義は忘れない
セオリー76 雑用は監督自らやる
セオリー77 ネット裏で試合を観る
セオリー78 気になったら解決する
セオリー79 海外旅行でリフレッシュする
セオリー80 プロの話を聞きに行く
セオリー81 宿舎でのミーティングは1分
セオリー82 グラウンド整備の時間で修正させる
セオリー83 自らも鍛える
セオリー84 よく観察する
セオリー85 あえて見て見ぬふりをする
セオリー86 追い込むときはあえて食事をとらない
セオリー87 カンが鈍ったら引退する
【エピローグ】
セオリー88 基本を大事に。量をこなす。やり続ける
一言 高嶋監督の考え方や目標を達成するまでの行動の仕方など、智弁和歌山がなぜあそこまで強くなったのかを十分に理解することが出来る一冊である。今の指導者にこそ、泥臭い人間力を学んで欲しい。

詳細ページ高嶋仁wiki

ランキング3位

分析して策を練り、勝利を目指して人生を教える。明徳義塾高監督・馬淵史郎の、大胆かつ緻密な戦い方と育成術。「オレなんか勝たなかったら何の存在価値もない。負けてもええやと思って高校野球をやったら、何も成長しない。勝とうとして負けたときに初めて成長するんですよ。負けることの方が多いんや、人生は」。歯に衣着せぬ発言で、敵をつくろうが迎合しない。自分らしさを貫くことで人気監督となった名将・馬淵史郎。確率を見極めて勝つ、その法則に迫る。

評価
タイトル 明徳義塾・馬淵史郎のセオリー 勝つ確率を上げる法則83
プロローグ 第1章 勝つチームをつくる
第2章 強くなる練習法
第3章 育てる、鍛える
第4章 研究、分析、準備
第5章 勝つ確率が上がる戦法
第6章 勝つ確率が下がる戦法-べからず集
第7章 リーダーの仕事
馬淵史郎・甲子園監督成績/略歴
一言 野球という競技で勝つための方法の一つとして「確率論」を追求した馬淵史郎監督。この本を読んだあと、甲子園史上世紀の大事件「松井秀喜 5打席連続敬遠」についての考えの幅が広がる事間違いなし。成功率の高い方を選ぶ「確率論」。「効率の良い仕事をするには?」そのような事を考えている方々にお勧めの一冊である。

詳細ページ馬淵史郎wiki

ランキング4位
チームへのあふれる愛を原動力に名門再建を果たした龍谷大平安・原田英彦の、奇跡を起こす組織づくりと人の育て方。
項目名
タイトル 龍谷大平安・原田英彦のセオリー 《愛の力で勝つための法則75》
プロローグ 【愛の力で勝つための法則75】
セオリー1 おっさんとケンカする
セオリー2 選手にあだ名をつける
セオリー3 小柄な選手を起用する
セオリー4 1学年30人で競争心をあおる
セオリー5 キャプテンは経験者かつ嫌われ役ができる子を選ぶ
セオリー6 名門校めぐりをする
セオリー7 寝坊した選手は使わない
セオリー8 甲子園の宿舎では携帯電話・スマートフォン禁止
セオリー9 試合には彼女を呼んでOK
セオリー10 「補欠の溜まり場」という貼り紙をする
セオリー11 親の誕生日を知らない子は獲らない
セオリー12 メンバーを外れた3年生にあえて厳しい言葉をかける
セオリー13 守りのチームをつくる
セオリー14 ファインプレーに見せない守備をする
セオリー15 やんちゃな子を2人入れる
セオリー16 やんちゃな選手をうまく使う
セオリー17 ウォーミングアップに1時間かける
セオリー18 水泳で肩と心肺機能を鍛える
セオリー19 キャッチボールができない選手にはバッティングをさせない
セオリー20 ゴロは2つ前のバウンドを狙って捕る
セオリー21 網なしグラブで守備を鍛える
セオリー22 バッテリーの守備を鍛える
セオリー23 捕手のけん制能力を鍛える
セオリー24 ボール、マウンドを変えて投球練習する
セオリー25 スイングをする場所で普段から素振りをしているかどうか見分ける
セオリー26 走って精神面を鍛える
セオリー27 クリーニングで切り替える
セオリー28 極端なことをやらせる
セオリー29 三塁コーチャーを専門職にして鍛える
セオリー30 スコアブックを読み書きできるようにする
セオリー31 役割を明確にし、あらゆる準備をさせる
セオリー32 過度なウエートトレーニングはやらない
セオリー33 左投手を育成する
セオリー34 けん制球を武器にして左ピッチャーの優位性を出す
セオリー35 歴代の先輩のプレーを見せて勉強させる
セオリー36 攻守交代時は常に全力疾走する
セオリー37 京都の学校とは練習試合をしない
セオリー38 春から夏のためのエサをまく
セオリー39 計画は崩さない
セオリー40 サードは深めに守る
セオリー41 バントは1球で決める
セオリー42 第1試合は朝4時起きで調整する
セオリー43 一歩目からトップスピードに入れる選手を一番に置く
セオリー44 打てる捕手でも打撃重視にしない
セオリー45 試合前にバッティング練習はしない
セオリー46 相手ブルペンをチェックする
セオリー47 内野手全員で相手監督のサインを見る
セオリー48 スクイズは高めに大きく外す
セオリー49 ベンチの選手に係を与える
セオリー50 声の出ない選手は使わない
セオリー51 相手分析に3時間かける
セオリー52 情報を利用する
セオリー53 センターがあえて動くのを見せる
セオリー54 思い切ったバントシフトをする
セオリー55 守備力のない選手はファーストで起用しない
セオリー56 初回の攻防で主導権を握る
セオリー57 ユニフォームにとことんこだわる
セオリー58 ユニフォームの取り扱いにとことんこだわる
セオリー59 応援にこだわる
セオリー60 OBのおっかけをする
セオリー61 あえてカチンと来るような言葉をかける
セオリー62 自らキャプテンになって引っ張る
セオリー63 血液型、兄弟型を調べる
セオリー64 抜き打ちで寮をチェックする
セオリー65 花で息抜きをする
セオリー66 本物に接する
セオリー67 甲子園解説で裏側を見る
セオリー68 試合中はアメをなめる
セオリー69 選手にあやまる
セオリー70 室内練習場でフリー打撃はしない
セオリー71 営業経験から学ぶ
セオリー72 選手は子ども、厳しいオヤジでいる
セオリー73 進学する厳しさを教える
セオリー74 残すべき伝統は守る
セオリー75 日本一の平安ファンであり続ける原田英彦 監督成績
原田英彦 略歴
一言 誰よりも平安高校を愛してる男。見た目は強面で厳しそうな原田監督。確かに厳しく突き放すこともあるが、選手の為を思ってのこと、平安の為を思ってのこと。原田監督の平安愛が詰まった1冊である。自己啓発として読んでおきたい一冊である。

詳細ページ原田英彦wiki