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未来の学校!未来の教員の仕事!10年後は全オンライン授業?

近年、コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、教育界がめまぐるしく変化していこうとしています。これから10年後には、今とは全く違う授業形態となり、学校の概念や教員の仕事が大きく変わると予想されます。

これからの学びの主体はオンライン授業!

2020年コロナウイルスの感染拡大により、全国のほとんどの学校が休校となり注目を浴び始めたオンライン授業。これから「自分の学校」という枠を超えた「録画授業」や「ライブ授業」によるオンライン授業が学びの主体になる時代がやってくると予想されます。

専門家や人気講師による高い質の授業

今まで子ども達には授業をする先生を選ぶ権利がありませんでした。勝手に教科担当が決まっていて、その先生の授業を嫌でも1年間受けなければなりませんでした。しかし、オンラインでの授業となると子ども達自身で先生を選ぶことが出来ます。面白い先生や分かりやすい先生を自分でみつけ、授業を受けることが出来ます。また、授業内容が分からなければ、他の先生の同じ内容の授業を見ることも出来ます。

コロナウイルス影響下でも授業が可能

コロナウイルス感染拡大による一斉休校により、子ども達の学びを止めてしまいました。コロナウイルスなどの感染病に限らず、地震や水害などの災害が発生した際、長期的に学校を閉鎖せざるを得ない場合なども、スマホやタブレット端末とネットワーク環境があれば、場所を問わず、子ども達の学びを続けなければなりません。

不登校児童生徒減少

全国に約20万人いる不登校生に学びを提供することが出来ます。また、学校に通って授業を受けるという概念が崩壊すると、無理して学校に行かなくてもよくなり不登校児童生徒が減少することも期待できます。

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教員の負担軽減

教員は今までのように1日何コマも授業をするのではなく、オンライン授業のサポートや、フォローをしていくことになります。「先生のブラック化」で疲弊している教員も、大きな負担軽減となるでしょう。

教員定数削減

今までの「40人1学級に1人の先生」というスタイルから、オンライン授業ですと「何千人・何万人に1人の先生」という形でも可能になります。授業は塾や予備校の人気講師、教え方の優れた現役教師が行うようになっていくでしょう。

昨今、「教員不足」「先生になりたがる学生がいない」と言われてますが、学校の枠を超えたオンライン授業を導入すると、必要な教員の人数を減らすことが出来ます。

未来の教員

これからの教員の仕事

  • 問題演習を対面でサポート
  • 授業についていけない子どもたちを、対面で徹底的にサポート
  • オンライン授業では教えることの出来ない体育や実習、実験などの実技を伴う内容の指導
  • 心の教育(生徒指導・カウンセリング・・・)

これからの教員の待遇

少子化が進み教員の数が減っている中、オンライン授業が進んでいくと、教員の需要はますます減ってきます。公務員ですので今のところリストラはありませんが、終身雇用崩壊と言われ始めている今、教員も公務員だからと安心して働ける時代ではなくなってきました。オンライン授業導入やAIの技術進歩により、教員の負担軽減になる一方で教員需要は減っていくのです。また教員の給与についても、教員需要が減っていく中、今以上によくなることはあり得ません。日本経済がジョブ型雇用に変容していく中、教員の給与も実力主義になっていくのではないのでしょうか。

まとめ

教育界が大きく変容しようとしています。コロナウイルス感染拡大の影響で変容のスピードは何倍も速くなっています。その変化に遅れないためにも、先生方は授業だけでなく授業以外で、教員として今後求められるスキルをみつけ、磨いていく必要があるでしょう。自分にしかない教員としてのスキルが、今後の教員としての道を切り拓いていくでしょう。