受験

高校選びで迷っている生徒への声かけ・受験校を決めるポイント【中学3年生】

公立か私立か、どこの高校を受験するのか、学科をどうするのか、高校選びで迷っている中学3年生は多いはず。なかなか受験校を決められない生徒に、どう声をかけるべきなのか困っている先生もいるでしょう。

受験校を決めるポイントを一緒に確認する

ここからは、受験校の決め手となるポイントを見ていく。

学力

学校での成績・通知表や模試の結果などから、合格し入学できる可能性を見ていく必要がある。現時点の成績では合格が厳しい場合も、今後の伸びを考慮すると合格できるかもしれないので、今足りていないというだけですぐに諦めさせないように。

校風や雰囲気

オープンスクールや学校説明会に積極的参加してもらい雰囲気を肌で味わってもらう。校風や雰囲気が合わなければ3年間高校生活を楽しく過ごせない可能性もある。特に学校によっては、キリスト教系や仏教系など宗教が母体になっている学校もあるので注意が必要である。

授業内容

カリキュラムや教育方針を正しく理解しているか確認する。授業内容が想像していたのと違って後悔するケースが多々あるので要注意。体験授業等がある場合は積極的に参加をさせよう。

高校卒業後の進路

高校卒業後の進路が生徒の描く将来とマッチしているのかを確認する。進学実績や就職実績だけでなく、大学の推薦枠も確認しておいたほうがよいだろう。

部活動などの課外活動

高校入学後に入りたい部活動があるのかを確認する。また部活動の指導方針や活動内容、活動日数時間は生徒にとって適しているのかどうかも重要なポイントである。ボランティア活動に興味がある生徒には、事前に高校側が行っているボランティアを調べ教えてあげるとよいだろう。

通学距離・時間

自宅から高校までの距離や通学時間も3年間通えるのか重要なポイントである。自転車通学か電車通学か、駅からの距離等、しっかりと検討することが大切である。

学費・交通費

私立高校や遠方の高校などに通う場合は、経済的負担も考えなければならない。交通費や寮生活や下宿による生活費等、あらかじめ分かっている具体的な金額を目安として算出しておくべきである。

学費に関しては、就学支援金による実質無償化や特待生制度、各都道府県が実施する奨学金事業などを利用することで抑えることができるので、併せて確認しておく必要がある。

最後に一押ししてあげられる先生の声かけ

先生の言葉とは生徒にとって非常に影響力があり、言葉1つで人生が左右されることもあるはず。普段から声かけするときの様々な引き出しを用意しておくことが大切である。

自分で決めることが出来ない生徒に

自分が本当に進みたい道の方を学校を受けなさい。後々「あの人がこっちに進めと言ったから」「この人が反対したから」と思わないように親や先生に言われた道ではなく、自分で自分の道を決めなさい。

 

受験校を早く決めて、勉強に少しでも早く取り組んでほしい生徒に

どの道に進むかより、進んだ道で全力を尽くすこと方が大事です。だから、どの道に進んだとしても○○さんなら、素敵な充実した高校生活を送れるはずだと思います。学校選びにそこまで不安にならずに自信持って決めなさい。

 

挑戦したのになかなか決断できない生徒に

自分が後で後悔しない方の道を選びなさい。ここでやらなかったらその後ずっと後悔するかもしれないけど、ここで頑張ってやると、たとえ失敗したとしても、自分の成長になり、次に繋がる何か新たな道が必ずみつかりますよ。

 

様々な提案やアドバイスをしても決まらない生徒に

最後は頭ではなく心で決めなさい。自分の心がワクワクする方の道を選びなさい。人間の直感には不思議な力がありますよ。